昼夜の寒暖差による路面凍結や積雪・降雪によるスリップ事故、急な天候不良
による視界不良時の事故が多発しています。
【どんな危険があるのか?】
・車の停止距離が長くなる
→乾燥路面に比べて路面とタイヤとの摩擦係数が低くなるため停止距離が長
くなり、中々車が止まらなく停止している車に追突したり、赤信号で交差
点に侵入してしまうことがあります。
・スリップが起こりやすい
→カーブ走行時や右左折時、進路変更時に特にスリップが起こりやすく、少
しの操作ミスでもスリップすることもあります。
・積雪による道路標示が見えなくなる
→横断歩道やセンターライン、一時停止線などの道路標示が積雪でみえなく
なります。そのため横断歩道を見落としたり、対向車線をはみ出してしま
うことや、一時停止線を超えてしまう危険があります。また、道路幅が見
えなくなるため、側溝に落ちてしまう危険もあります。
・降雪時は視界が悪くなる
→降雪時は前方だけでなく、サイドミラーやリアウインドーにも雪が付着す
るため、後方や側方の視界も悪くなり、見落としや発見が遅れやすくなり
ます。
【冬の安全走行について】
・速度を落とし、十分な車間距離を!
→スピードは夏場より10キロ以上減速し、車間距離は路面乾燥時の2倍以
上確保しましょう。
・運転操作は慎重に!
→急ハンドル・急ブレーキ・急発進・急加速などの「急」のつく運転は事故
やスリップの原因となりますので、慎重な運転操作を心がけましょう。
・道路標識にご注意を!
→横断歩道や一時停止の場所には、道路標示とともに道路標識が設置されて
いる場合が多いので、積雪によって道路標示が見えない場合は道路標識に
注意して走行しましょう。また、センターラインや道路幅がわかりにくい
場合は、道路の中央や左端に寄りすぎないにしましょう。
・視界不良時は無理な運転は避けましょう!
→地吹雪や吹雪時、突然の天候変化で視界が悪くなってしまった際には無理
な運転は避け、最寄りのパーキングエリアなどの安全な場所に待機し、天
候が回復し視界が確保できるまで待つようにしましょう。